兎に角、集客したい見て欲しい!
予算に余裕があるならgoogleがオススメするキーワードを全て入れれば問題ない。
膨大なデータから弾き出されたキーワードを隅から隅まで網羅し、どんな細かいアクセスも拾ってきてくれる。且つ、自動で見込みアクセスや予算を調整する機能までついており、至れり尽くせりのサービスが待っているのだ。
莫大な「予算」と引き換えに。
が、そんな予算を湯水の如く使えるのは一部の大企業だけだ。
少ない予算で効率の良い集客をする為にはキーワードの選別が大事である
【例】みかんを宣伝して売りたい場合
「みかん」
「みかん 愛媛県産」「みかん おいしい」
このキーワードの中であくまでメインは下の「複合キーワード」である。
「みかん」は当然誰もが真っ先に検索するキーワードで最大の集客が見込めるが、幅が広すぎるのとgoogleが有能過ぎて本当に細かいアクセスも拾ってくるので精度が悪い。フレーズ一致(関連したキーワードもヒットさせてくる)で「ジュース」やら「ジャム」やらも拾って表示してしまう可能性がある。かと言って完全一致(指定したキーワードでしか表示しない)にすると今度は全然集客できなくなったりと使い勝手もイマイチになるので、こちらはその時々で調整しながら検討になるだろう。
やはり関連したキーワードを絡めながら「複合キーワード」を使用するのが、予算内で効果的な集客を得る近道である。
世の中には色々な企業がある
友人の話ではあるが、某企業で女子高校生をターゲットにしたアプリの広告を出している話でもしよう。
その中で「女子高校生」というキーワードをメインで使用しているのだが、「女子高校生」を検索するのは所謂そっち系コンテンツ目当ての男性らしい。しかし友人が担当になる前から使われていたこともあり、一番アクセス数の多いキーワードの為そのまま使用していると言う。
だが、アクセスしてくるのは女子高校生向けアプリとは無縁の男性がほとんどである。
この広告の「質」としてはどうか?と問われれば、ほぼ全員が「女子高校生」は不必要なキーワードであると回答するだろう。
しかし、悲しい事にこの件については「人がたくさん来ている」と言う事実が大事なのであり「質」ではなかった。
現に「数字」だけを見ている企業のお偉いさん方はこの数値で満足らしい。逆に数字がしょぼいと「アクセスが全然ないじゃないか!」とお怒りになるので、この無意味なキーワードを入れてアクセスを稼いでいる、と遠い目で呟いた友人の姿が忘れられない。
勿論、ターゲットである女子高生が来てくれそうな「女子高校生 趣味」等のキーワードも入れているそうだが…
「女子高校生 趣味」「女子高校生 好きなもの」等であればニーズに合っている複合キーワードであり、少ないかもしれないがターゲットの女子高校生が来てくれる上に単価が安く予算も抑えられるというのに。
なんとも無駄の極みだ。
しかしそんな余裕のある大企業ばかりではない。上記は極端な一例ではあるが、今後も予算と上手く折り合いをつけて効率良く質の良いアクセスを稼いで行きたいと考えている。
※友人の話は当然ながらフェイクを入れている。ご了承願いたい。