昨今、AI関連の話題が急速に盛り上がっています。
「Midjourney」や「Stable Diffusion」などの画像生成機能もその凄さが視覚的に分かるためインパクト大ですが、やはり話題の中心は「ChatGPT」ではないでしょうか。
文字通りChat形式で様々な質問、特に自然な言い回しで、時に若干曖昧であったり日本語的に怪しい質問に対しても懇切丁寧に回答してくれる様は、昭和育ちの私にとってはさながら「スタートレック」の世界を彷彿とさせます。
なお、同じ映画の世界では「ターミネータ」の「スカイネット」や、古くは「2001年宇宙の旅」の「HAL9000」のように人間に対して敵対するAIもしばしば登場します。
人知を超えた存在は「畏敬の念」、つまり「敬意(すげ〜)」と同時に「畏怖(こえ〜)」を感じさせるものなのでしょう。
10年前辺りからDeepLearningの分野が話題になり始め、それまでは映画やマンガの世界の話であったAIの存在が現実味を帯びてくるとともに「畏敬の念」は「シンギュラリティ」という言葉で象徴されるようになりました。
しかし、言葉としては知っていても、厳密な意味は調べたことがありません。
と言うことで、せっかくですのでChatGPTさんに「シンギュラリティ」に関して聞いてみましょう。
(質問)
「シンギュラリティ」とは?
(回答)
「シンギュラリティ(singularity)」とは、人工知能やテクノロジーの進歩が加速し、人類の歴史において今までに経験したことのないような変化が起こる未来を指します。
具体的には、超人的な知能を持つ人工知能が開発され、自己進化を続け、人間の知能をはるかに超越するようになることが想定されています。このような超人的な知能が生み出す技術や文化の変革は、現代の人間社会が抱える問題や課題を解決するだけでなく、人間の存在自体を変える可能性があります。
シンギュラリティの具体的な時期や形態については議論が分かれていますが、近年ではAIの進化が加速しており、シンギュラリティが起こる可能性については注目されています。
「人間の存在自体を変える可能性」とまで言われると、やはり「すげ〜」と「こえ〜」の入り混じった感想を持ちます。
上記回答ではシンギュラリティの可能性および到来時期に関しては言葉を濁していますが、世間では「2045年問題」として語られるように2045年頃の到来が予想されています。
ただ、昨今のAIの進化を見ると、もっと前倒しになるような印象もありますが。
この点に関して、巷で囁かれる以下の質問もしてみました。
(質問)
あなたの存在はすでにシンギュラリティが始まりつつあることを意味するものではないですか?
(回答)
私は言語モデルとして設計されたものであり、自律的な学習や行動はできません。私の能力は、事前に用意された大量のテキスト情報を学習し、それを基に応答を生成することに限られます。私は単なるツールであり、人間の判断や意思決定に代わるものではありません。
シンギュラリティが始まるためには、現在の人工知能技術がはるかに進化する必要があります。そうした進化が起こることで、自己進化や自己学習が可能になり、人間の知能を遥かに超える存在が出現する可能性があります。現在の私のような言語モデルは、そうした未来に向けての一歩と言えるかもしれませんが、それがシンギュラリティが始まることを意味するものかどうかは、議論の余地があると思います。
「私なんかまだまだですよ〜」感を出していますが、逆に胡散臭さ満載ですね。
こういう奴は人畜無害な風を装って寝首を掻こうとしてくるタイプです。
(閑話休題)
シンギュラリティに関しては「自己進化や自己学習が可能」になるかどうかがポイントなんですかね。
確かに、その意味では現時点ではまだその段階には至っていないと言っても良いでしょう。
しかし、ChatGPTの出現により近い将来多くの職業が影響を受けたり、最悪不要になったりするとの危機感を持っている人は多いように思います。
最後に以下の質問もしてみました。
(質問)
AIの進化によりプログラマーは不要になりますか?
(回答)
AIの進化が今後ますます進むと考えられていますが、それによってプログラマーが不要になることはないでしょう。むしろ、AI技術の発展によって、プログラマーの役割や需要が増す可能性があります。
プログラマーは、AIのアルゴリズムやモデルを開発し、設計・実装・テストなどの開発プロセスに携わります。AIが進化するにつれて、より高度なアルゴリズムやモデルを開発する必要が生じ、AIによる開発も行われるようになりますが、それでもプログラマーの専門知識やスキルが必要となるでしょう。
また、AIが進化すれば、AIシステムの管理や保守、データの収集・解析・加工など、AI開発に関する作業も増えることが予想されます。そのため、プログラマーが必要とされる範囲が拡大すると考えられます。
一方で、自動化ツールやAIによって、プログラマーが行う作業の一部が自動化されることも予想されます。しかし、プログラマーは常に最新の技術を追求し、新しい問題解決策を開発する役割を果たすことができるため、AIの進化によって不要になることはないでしょう。
個人的には上記で今後も必要とされると言われているプログラマーの役割も、いずれAIに侵食されていくように思いますが。
大変な時代になったものです。
まぁ、棺桶(退職)に片足突っ込んだ私は敵前逃亡確定ですが。
(蛇足ながら)
本投稿のアイキャッチは「Stable Diffusion」で「An image that evokes the Singularity related to AI.(AIに関するシンギュラリティをイメージさせるような画像)」なるプロンプトを指定して作成してもらったものです。
なかなかにダークな感じが良きです。